フォートナイト考察 vol.1
こんにちは
当方は現在PS4でのFortnite(フォートナイト)というゲームにドハマリしている。
このゲームは端的に言ってバトルロイヤル形式のTPS*1である。
バトルロイヤルとは昨今流行りのゲームジャンルで、当方は歴史に詳しくないがPUBG (Playerunknown's battlegrounds) というゲームのヒットによって広まったゲームスタイルである。これは邦画のバトルロワイヤルを思い出してもらえると良いが、100人が1つの島に丸腰で放り出され、武器を集めて最後の一人になるまで戦い合うというゲームスタイルである。
フォートナイトは、ヒットしたPUBGに対して後発であるにもかかわらず、それを上回るヒットを記録した。
勝因は何か、という一般的な考察は様々な場所でされているが、個人的にPUBGよりもフォートナイトに魅力を感じる点は次に集約される。
- 建築システム
- ポップな世界観、エモート、スキン
- クロスプラットフォーム
以下ではこれらについて個人的意見を述べて見る。
建築システム
建築はフォートナイトのゲーム性を、PUBGのそれとは大きく異なるものにした最大の要素である。 知らない方のために説明すると、フォートナイトでは自分の身の回りに壁・床・階段・屋根の4種類の建築物を 即座に生成することができるのだ。 建築ができると敵の銃弾から自分の身を守ったり、沢山の障害物を置くことで敵を撹乱したり、 あるいは階段で敵の上を取り、有利な位置から敵を撃つことが出来る。
個人的に、この建築システムはバトルロイヤルゲームとかなり相性がいいと思う。
バトルロイヤルゲームでは基本的にリスポーンはないため、死んだら終わりである。 そのため敵を倒すこと以上に、ダメージを受けないことが重要となる。 建築システムがなければ、周りに遮蔽物がない状態で敵から不意打ちを食らったらほぼ終了である。 敵を見つけるまでに体力を削られてしまうからだ。
しかし建築システムがあれば、周りに遮蔽物がなくても即座に壁を立てて回復しながら様子見をすることができる。 敵に先に見つかっても勝機がある。1対多の状況でも建築を駆使すれば実力を発揮できるのだ。
またこの建築システムによって、フォートナイトでは積極的に動くことが可能となる。 建物に立てこもってスナイパーライフルを撃ったり待ち伏せしたりする芋プレイよりも、 建築を駆使しながら敵を倒すという積極的なプレイが、他のバトルロイヤルゲームよりもやりやすいのだ。
積極的なプレイは見ていても飽きないので、フォートナイトによって多数の配信者が有名になったと思っても良いと思う。
ポップな世界観、エモート、スキン
フォートナイトのキャラクターは、明らかにリアル路線ではない。 PUBGの様なリアルさを求めるプレイヤーには物足りないだろうが、 ある種、このアホっぽいゲームの雰囲気はシリアスな雰囲気のゲームに比して 新規のプレイヤーを取り込みやすいと思う。 キャラクターの見た目はスキンと呼ばれ、これは基本的に課金によって手に入れることが出来る。 スキンは能力とは完全に異なるため完全にお遊び要素であるが、 好きなスキンで戦うことでゲームをより楽しむことが出来る。
また、その世界観に調和するようにフォートナイトにはエモートと呼ばれるダンスが存在する。 エモートは味方プレイヤーとのコミュニケーションであったり、 壁を通した敵との心理戦(?)であったり、 倒した敵プレイヤーへの敬意を表すため(煽り)であったりと様々な役割を担う。
もちろんダンスすることでシステムとして状況が有利になるというわけではなく、 これもやはり、単にお遊び要素である。 しかしエモートがあるからこそフォートナイトであり、これも新規プレイヤーを取り込むのに 寄与していると思う。
クロスプラットフォーム
フォートナイトは現在PC、PS4、XBOX ONE、Switch、iOS、androidという 多種多様なプラットフォーム上で楽しむことが出来る。 基本プレイ無料であることも手伝って、新規プレイヤーは上記のどれかのデバイスですぐに参戦することが出来る。 相当に新規プレイヤーを獲得しやすいと思う。
しかも、恐ろしいことにどのデバイス間でもクロスプレイが可能である。 つまり、PS4のプレイヤーとiPhoneのプレイヤーがパーティーを組んで遊ぶことができてしまう。 「フォートナイトやってんの?!今度一緒にやろうよ!・・・あ、iPhoneなのか・・・じゃあできないね」 みたいなことが起きないのである。 もちろんデバイスの差によってプレイヤーのレベルの違いは割と顕著である*2 ので、 勝ちを狙うのは難しいこともある。 しかしそれでも同じゲームをやっている友達というのは(大人にとっては)貴重で、 ボイスチャットでもしながら一緒にやるのはとても楽しいものである。
終わりに
以上、フォートナイトの全般的な良いところを書いてみた。 2019年1月現在、問題点がないということはないけども、やっぱりよくできたゲームだと思う。 これからもみんなで楽しもう。